金曜ロードショーで借りぐらしのアリエッティを見たので感想を書いとく。
結論から言うともう一押し足りないというか物足りない映画だった。
好きか嫌いかで言えば好きなんだけどそれだけにもっと出来たと思ってしまう
そんな感じの出来だった。
全体的にキャラの動機付けというか経緯が弱い気がした。
家政婦のババアがなんで小人に執着するかもよくわからなかったし
翔は翔でアリエッティにお前ら絶滅するからなんて言い放ったり、
小人の家をいきなり見つけてリフォームしだしたりするから手に負えない。
前者は心臓病のストレスから来るものだと思えば理由はわかるけどそれにしたって唐突過ぎる。
両親は離婚、その母も病気の自分を置いて海外へ、祖母はそんな母の悪口を平気で言う始末、
さらに家政婦はキチガイ、連れてこられた家では外鍵しかない部屋に入れられるなんて環境じゃ
歪んだ少年になってしまうのはある種当然だとは思うけど。
借りぐらしどころか借りパクなのは小人と人間の文化の違いだから
そんなに突っ込むところじゃないと思う。
そういうこと言い出したら他の種族に対して一番やりたい放題なのは
他でもない人間になってしまう。
そこの差異も描きたかったことのひとつなのかもしれない。
本編中で全く触れなかったけど。
そういう発想でいけば翔くんによる小人の家劇的ビフォーアフターも
人類の中途半端な憐れみから来る余計なお世話は
他の種族にとっていいことばかりではないということではないか。
もちろん家政婦のババアみたいなのが害悪であるのは当たり前だ。
そういうこともあって最後ドールハウスで仲良く暮らすというわけにはいかなかったんだと思う。
そんなこんなだけどラストの別れのシーンはぐっと来るものがあった。
「君は僕の心臓の一部だ」なんてシャレたこと言うじゃないか翔くん。
生きる希望とまで言うんだから相当人生に絶望してたんだろう。
まぁそりゃああの複雑な家庭環境に爆弾抱えた心臓もってりゃそうもなるはずだ。
アリエッティが泣くのもかわいいんだよ。
こういうのが萌えというものだと思う。話ズレるけど。
背景と音楽はかなりよかった。
これらの要素がいいとアニメというものはもうつぶしがきくと個人的には思う。
実際それだけで世界はほとんど完成してしまう。
存在しない世界をそこに作り上げてしまえるかどうかがアニメの出来を大きく左右すると思う。
がんばってうんうん考えたんだけどたいしたことが書けなかった。
こんな風にああだこうだってうだうだと言いたいわけじゃなく
こうビシっと思ったこと感じたことを抽出したいし
読んだ人がうなるような感想を書きたいんだけど。
腐女子の感想ブログなんて見てるとその辺の熱がすごくて嫉妬すら覚える。
自分というものの出し方がうまいのだろう。
小さい頃から読書感想文や行事の感想文、芸術鑑賞の感想文は苦手だった。
現代人の悪いところが集約されているかのようだ。
あと端役にわざわざ藤原竜也起用するところには
現代アニメ映画の悪いところ集約されていると思う。